というかむしろカテゴリは[好]かも、な乙女日記

今朝は泣きながら目が覚めました。
その直前まで見ていた夢を、はっきり覚えていたです。


夢の中で私は、とある男性とおつきあいしていました。
その方は自衛官で艦艇乗務の人なのですが…て言うか、過去に実際におつきあいしていた相手です。
仮名をAさんとします。


ちょっと前から体調が悪いと言って今回の出港メンバーからはずされていたAさん。
私はAさんの看病をすべく、彼の下宿に通っています。
彼はあまり身内がなくて、強いて言うなら前の奥さんと子供さんくらいが親類(この辺の設定はフィクション)です。
彼はめったに前妻の話はしませんでしたし、私と前妻との交流はありませんでしたが。
今もたまに会ったりはしているようで(と言うか、職場では彼はまだ離婚していない事で通ってる)。
言うなれば私は日陰の身。
それでも、またぼちぼちしたら私とも結婚するよっていう話ではいましたし、前妻もそれで納得していたらしいです。
なにせその前妻さんは、彼の同僚(同期?)の人と交際していて、こちらも結婚までもうちょっとになってるらしいし。
…しかし、たかが夢なのに細かい設定で、自分でも吃驚です。


まぁそれで。
彼をケアしようと下宿に向かうと、彼は布団の中で出迎えてくれるんですが、かなりやせてしまっていて。
体も冷たくなりつつあって、見ているだけでもとても切ない感じに。
少しでも暖めようと思って、暖房(と言うか生活感そのもの)のない彼の部屋の中を見回すけど。
やっぱり何もなくてどうしようか考えあぐねてると、彼が布団の中においでと誘うのね。
それで、私も彼の布団の中に潜り込んで、温もりをわけあったのでした。


他愛もない話をしながら、彼の体をさすったり、穏やかな時間をすごすんだけど。
ふと、彼が悲しそうな目で私の顔を覗き込んできて、泣きそうになりながら言うのです。
「さぁやちゃん、ごめんね」
「何さ、急に? どうしたのよ、Aさん?」
そこで実は彼がまだ前妻との離婚が成立してなかった事が判明。
なんでも、何年も前に前妻が出しておくといった離婚届を、まだ出していなかったらしいのです。
出せって連絡しておいたらしいけど、まだそのまま反応がないんだって。
すごく吃驚したけど、まぁ仕方ないかなぁって思っていたら。


彼は今もう不治の病にかかっていて、あとほんのちょっとしか余命がないとのこと。
だからこんなに不健康そうなのね…って、彼を見ながらそう私は思って。
自分より細く薄くなってしまった彼の体を、ぎゅっと抱きしめる。
すると彼は意外に力強く抱きしめ返して、キスしてきて、もう1回「ごめんね」って謝ったのです。
謝ってほしくなんかないんだけど、彼はずっと謝ったり、私の名前を呼ぶだけで、そのまま……。


私は泣きました。
「Aさん。Aさぁぁ〜〜んっ!」
声を上げての大泣き。ただ名前を呼びながら泣くしかできなくて。


やがて、いつの間にか場面展開して、祭壇の前で布団に横たわる「Aさんだった人」と、私の家族。
どうやらAさんの葬儀の準備は私がやるらしいのだけど。
喪主は前妻(と思っていただけで、実は今もれっきとした奥さん)なのだけど。
私は彼女の連絡先を知らないし、仕方ないので、彼の職場に連絡をとることにして。
港で彼が乗っているはずだったフネの帰りを待ちつつ、またAさんの下へ戻りつつ…を繰り返していました。
フネを待つ間は割とクールになれて、でもふとした拍子に涙がこぼれてきそうになって、そのままAさんの所に戻ったり。
そうこうしていると、予定を早めたフネが帰ってきて、彼の同僚であり親友であった人と会う。
親友さんは、もう大まかな話を聞いているらしく、私を抱きとめて「よしよし」してくれるんだけど。
まだ前妻さんと連絡つかなくて困ってるってことを教えてくれました。


それからまた慌ててAさんの元に戻ると、姪(赤ちゃん)が来ていて、Aさんの体の上で暴れている。
何をするのって、怒るけど姪は動じず、彼の体が動いてしまう…んだけど、かすかに声が聞こえて。
彼が蘇ったんだって、それで分かって、姪ごと布団をよけて彼の体を抱きしめる。
彼の体はますます細く冷たくなってしまっていて、脚なんてほぼシャーベット状態。
それをどうにかすれば、彼はきっと完全に蘇ると信じて、私は必死に彼の名前を呼びながら、彼の足をさすり続ける。
泣き喚く姪と私…。
頑張る私を、彼は弱弱しい声と、たしなめるような強いまなざしで見つめてくる。
ごめんねって2人で言いながら、2人がそれぞれの名前を呼びながらで。
でも彼の体はますます冷たくなる一方で……やがてまた彼の瞳は閉ざされて、声もなくなって。


「Aさん! Aさぁ〜〜ん!!」


私は何度も名前を呼びながら、またまた大泣き。
やがて私の母がやってきて、彼を布団に戻すと、私を別室に連れて行く。
実は母も「私の彼(Aさんに限らず)」を見るのは、これが初めての事だったりするのですが。
ここまで取り乱す私を見るのも初めてだったようで、母もかなり困惑していたようでした。
きっと父が亡くなった時の母も、こんな感じだったのかなぁって、フネの近くまで行っている(クールナ時の)私はそっと思ったんだけど。


その後は、フネの中や基地の中まで挨拶や諸手配に行ったりして。
彼を知っている私の知人たちとお話しながらで「喪章」の話とかしたりして。
悲しみを表す方法について、いろいろ考えたり語らったり。
それで戻ればまた、名前を呼ぶだけの大泣きだけして…。
何も(例えば葬儀を出す権利の主張も)できない自分が悔しくて悲しくて。
遺髪をもらおうにも、彼の頭は…だったり(←病のせいで、です)。
なんか、そういう悲しさばっかりで。


いざ、葬式が始まる直前になって前妻の弁護士さんがやってきて、私にいろいろ話をしようとして…。
そこで感情が大爆発して、もう泣きわめきながら、弁護士に喧嘩を売るようなことばをたたきつけて、逃げ出すようにその場を去って。
ひたすらにAさんの名前を呼びながら、叫びながら、泣いていて……。



そこで目が覚めたのですが。
当然ながら目覚めた自分のベッドの中にAさんの姿はなくて、っつか、まだ夢をひきずってて、Aさんの名前を呼びながら涙を流しながらでしたよ。
ちょっと自分、ヤバいかもしれんと、少し時間がたってから、しみじみ実感しました。



Aさんとはもう別れてしまっていて。まだ少し未練はあるけど(爆)
寝る前に読んでた本とか影響を受けたり、なんかいろいろ、様々な状況や設定が入り混じっていて、フィクション性は非常に高いんですが。
その割りに、出演者はほとんど友人知人ら(実際)だったりするです。
Aさんと面識ない人がAさんの友人として出てきたり、矛盾はあるけどさ。
うむ。
まぁ、夢なんて、そんなもんだろうと思いつつ。


自分、一途な子だったんだなぁって、意外性に吃驚です。
もし実際にそういう状態になったとしたら、やっぱり名前を呼ぶしかできなくなったりするのかなって。
いろいろ考えさせられました。


こんな私ですが、現在はダーリンさん募集中です。
我こそは! と思われる方はご連絡くださいませ(笑/でも結構本気)