長い長い旅の、まだ途中

箱根から戻ってR135へ移動する途中でセブレブに立ち寄る。
トイレに行きたかったのと、体を休めたかったのと、車を外から見たかったのとで。
んで、実際に外から見た車は…意外と普通でした。ちょっと積もってるだけ。
疲れ果てた目と脳みそを癒すのに、チョコもなかデラックスを購入。
雪降ってるってば…食べながら車を運転してました。余裕こきすぎ。


そうこうしてる内に、目指す横道(?)に入るのですけれども。
やはりここもまた激しい雪道で、またまた峠道雪道モードになりまして。
…私、運転するときは基本的に「初心者乗り(シートを前の方に出し、背もたれも起こして”直立”っぽい姿勢)」なんですが。
峠仕様になると、さらに磨きがかかって狭いポジションになるのですが。
本当に、脇を締めて乗ってるです。


さておき。
次の峠も途中から道路が白い滑り台になっていきました。
それでも、時間が明け方近くなったのと、おそらく同様に箱根を断念しただろう車とで、通行量は先程の箱根峠よりは多く。
また、道路の状況も多少(本当に、ほんのちょっぴり)箱根よりイイ感じでした。
それでもやっぱり気合入れてると脇が締まって、後で肩もこるのです。
あくまで「後で」なのが悲しい(涙)
ともあれ、さっきかなり厳しい状況まで行ったばっかりだし、前後に車があることに安堵して、それなりに気をよくして進む。
途中、やっぱりどうしようもなくて動けなくなったり、チェーン装備する車が出てきたりし、不安はこの雪のように降り積もり続ける。
途中、ついに道の真ん中に乗り捨てられた車を発見!
しかも複数!
いかも普通車!
こっちはターボもついてない軽自動車で、しかも3人も乗ってるんだよ。
やはりこっちの道もダメだったのか…とか思ってたら!


神様ありがとう!


僕たちの前を、1台の車が颯爽とリードしてくださいました!
川原泉のマンガで描かれていたネタで、彼女の友人が育てた牛を売って手に入れた、あのスズキの名車「軽より安いリッターカー」カルタス様です。
カルタスなんて、どちらかと言えば今までバカにしてた車でしたが、そんなカルタスが、こんなに頼もしく見えたのは初めてでした。
正直、前を行く車が、パジェロやウインダムだったら、こんなに感激することはなかったでしょうし、逆に、私らは挫折を味わう事になっていたかもしれません。


今夜はカルタス様に乾杯☆


無事に峠を抜けた後に、誰ともなくそう呟いてました。
ちなみに、この日記は後日に思い出しながら書き綴ってるわけですが、その間に同行していた吟遊詩人(仮)が、カルタスの意味を調べていてくれました。
なんでも「崇拝」を意味するラテン語を語源とするcultから来ているらしいので(どうやって調べたんだろう?)、私たちが覚えた感情は、まさにぴったりのものだったわけですね。ステキ☆
運命だったとしか思えません☆ (←思い込み強すぎ★)


どうにか峠を抜け1国に戻り、時間も時間なので(いつのまにか空はすっかり明るさを取り戻してました)高速に乗ろうと、最寄の沼津ICに向かったのですが。
ここで大渋滞!
ガソリンも心もとない(高速は単価が高いので避けたい)と思い、通りのGSに入り、ついでに店員さんにお話を伺って見ると、抜け道はないし、この状態ではあと数時間はムリだろうと言われまして。
そりゃそうだよな。この先の上りが今もまだ通行止めしてて、下りはここから通れるようになってるとは言え、峠を抜けて車はみんな向かう&集まるわけですし。
そんなわけで、日頃の車庫入れできたえたUターン技術をフルに活かして展開するとR1に戻り、ひとまず清水ICを目指すことにしました。


実は清水には夏に行ったばっかりで。ええ、駿河湾マリンフェスタの時です。
その時は某オジサマの車に乗せていただいていたのですが、その時も台風のせいで通行止めとかあって、大変な思いをしたのでした。
まさか半年後に、まったく違う理由で似たような思いをするとは想像もしてなかったですが、なんかちょっと愉快な因縁っぽくて、少しだけ気が軽くなりました。
図らずも耐性がついてたってことかにゃ。


んで、1国は基本的に空いてました。
スムースにICに辿り着き、東名も普通に流れていたので、常にアクセル全開で走行。
途中のSAで朝食をとったり、妹に頼まれてた「駿河湾の鮪キティ」ストラップを買ったりし、一路名古屋を目指す。
んで、結局、途中で名古屋に出向中の遊び人(違)と連絡をとりあい、名古屋で拾うことにしてみたり。


んで、名古屋で合流し、我々は4人のパーティとなり(違)、今度は伊勢を目指すのでありました。
しかし、剣士に武闘家に吟遊詩人に遊び人のパーティって、強いのか弱いのか、それ以前に何を目指したいのかわからん組み合わせだよな。
(でも本当は吟遊詩人ではなく、青魔道師とかの方が近いのだろうか?)


伊勢は雨でした。
運良くおかげ横丁の近くの無料駐車場に停めることができたので、わりと楽でした。
最初に空腹を満たすべく「伊勢うどん」を食し。
せっかく4人だったので、それぞれ違うものをオーダー(迷惑)。
前回伊勢詣でした際に、評判を聞いていたお店だったのですが、安価で美味しくて、しかも後で知ったけどガイドブックにも載ってるお店だったようです。
みんなに納得・堪能してもらえてよかったです。
10ヶ月ぶりに見るナマ「神恩太鼓http://www.okageyokocho.co.jp/shin-ondaiko/mokuji.htm」はとても素晴らしかったです。
皆とはぐれ、1人でずっと見入ってました。
その間に他のメンバーはキセルやお買い物を堪能していたようです。
そうこうしてる内に夕闇が迫ってきて、もう1つの目当てであった赤福を本店奥の座席で味わい。
今回は時間も時間だったせいか、お茶のおかわりはくれませんでした。
待ってる間に赤福を作っているところも見れて楽しかったです。


失念してました。
ちゃんとしっかり内宮詣でもしてきましたよ!
ただ、小雨の中だったのと時間があまりなかったのとで、ちょっと書くことが少ないだけで。


帰りはまたすぐ高速に乗り、まずは宿に遅れる連絡をしつつ、宿を目指し。
車と荷物を置いたら、名駅まで出て、予約しておいた居酒屋で名古屋名物を堪能。
名古屋コーチンの(?)ささみ刺身ベリ美味♪
味噌カツも美味☆
お酒も飲み放題だったので、いろいろ堪能しました!


ちなみに。
ちゃんと最初の一杯は「カルタス様に乾杯☆」させていただきました。
そうよ、こうして無事に美味しくお酒が飲めるのはカルタス様のお導きがあったからよ!
非常に美味しく楽しいひとときをすごさせていただきました。


んで、宿に戻ると、見事に締め出しを食っていて★
インターフォン鳴らしまくり、電話もコールしまくりで、数分後にようやく空けてもらえて。
…たしかに、言ってた時刻より1時間以上も遅れちゃったのは悪かったですが。
宿の注意書きには、まだその時間でもOKってなってたのはチェック済みです。


それからお風呂(一応、温泉らしい)に入りに行き、疲れた体を癒すべく酔いの残る体で湯船に伸び伸びつかり、剣士に乳をもまれたりしながらも、リラックス。
風呂から出たら出たで、剣士の用意してきたティーバッグでお茶をいれて一服し、明日にそなえて就寝したのでありました。


徹夜でドライブしてたので、本当に長い1日でした。
1日=24時間じゃなかったもん。
SAPAで仮眠をとってたとは言え、実際には家を出てから30時間くらいたってたし。
まだ思ってたより自分、若いな、イケるなと、ちょっとだけ思いましたとさ。
どっとはらい


しかしまだまだ帰り道もあるのですよ! ふははは!