たまには本当の日記っぽいこと

房総産ワカメの砂干し@地元の砂浜で

今日、近所に住む親戚が突然、不審なカッコでウチにやってきて、大量の生ワカメ(天然の地物)を大量に置いていってくれた。
どうやらワカメ切りに行っていたらしい。
ビシャビシャに濡れたウエットスーツ姿にヘルメットをかぶって原チャリでやってくるのだから、なかなかだよね。


実はこのワカメ。
私はあんまり好きではない。
何故なら・・・・磯臭い上に歯ごたえがありすぎるから。


海辺の人間だし、小さい頃から磯で遊んで育ったので、磯そのものが嫌いなわけじゃないんだけど、ワカメだのサザエだのアワビだにウニだの、磯魚各種だの・・・磯で取れるものがあんまり好きじゃないんです。
磯臭いから。
海藻はワカメとかヒジキ辺りがメジャーかな。あとはアオノリとかハバノリなんかもとれるけど・・・ハバもあんまり好きじゃない。アオノリは好き。


さておき。
私が好きじゃなくても、家族は好きだし、人にあげると大層喜ばれるものであることも承知なので、ちゃんと受け取る。
そして保存が利くよう、加工する。


前回も同じ人から大量にワカメもらってたけど、それは塩で似て干して保存用にしてある。
今回は古式ゆかしく、砂浜で砂まぶしで保存用にしようと祖母は思い至ったようで・・・借り出されました。


昔はこれが当然の風景だったんですよね。
早い時間に砂浜に出て、熊手みたいなもので、砂浜を軽く掃除して、それからそこに、砂をまぶした生ワカメを広げて干すんです。
ワカメは海藻だから、そのほとんどは水で出来ているので、干して乾かせば量も一気に少なくなるし、保存が利く。
また水で戻せば簡単に美味しく使えるし、干した後なので栄養価も高まっているらしい。香りもちょっと変わる。
昔の人がどこまでそれを知っていてやっていたのかは知らないけど・・・そういや子供の頃、なんで砂をまぶすのか不思議に思って聞いてみたら「昔から皆そうやってるから」という答えが返ってきたな。
思うに、砂をまぶすことで脱水を早めるのと、ワカメ本体に直射日光があたって変質してしまうのとを防ぐんじゃないかな、と。


さておき。
そんなこんなで、砂浜にワカメを広げて干してるところが本日の画像だったりします。
奥のほうに写ってる不審人物がウチの祖母ですw
記念に(何の?)撮っておきましたw


あ。
一応ちゃんと漁業権は持ってますので、密漁じゃないですからね☆
ワカメもサザエも、禁漁の時期でさえなきゃ、堂々と採りに行けるんです。
ちゃんと地元の行事とかにも顔を出してるし、ちゃんと地元に住み続けてるので問題はないのです。


ちなみに。
そういうわけで、逆に言うと、漁業権のない人がサザエとかワカメとか・・・浜に流れ着いたのを拾っていくのも密漁に相当するらしいです。
サーファーさんが採っていくのをたまに見かけてたんだけど・・・通報するべきだったのかな。海守として。



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